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(映画) セルピコ 

Serpico

セルピコ
Serpico
1973年【米】
監督/シドニー・ルメット 脚本/ウォルド・ソルト 出演/アル・パチーノ、ジョン・ランドルフ

 会派監督シドニー・ルメットによる実話に基づいた映画。ニューヨークを舞台に、新人警官フランク・セルピコ(アル・パチーノ)が警察署内の汚職を粛清しようと孤軍奮闘する話。実話に基づいているだけあってエンターテイメント性は皆無。しかし、逆にこの徹底してエンターテイメント性を排除する姿勢こそシドニー・ルメットの作品の魅力だと思う。そして何より、この映画の最大の魅力は主演のアル・パチーノに尽きる。
 個人的にアル・パチーノは決して上手い役者ではないと思う。彼の演技はいつでも120%で、どの映画をみてもアル・パチーノはアル・パチーノでしかない気がする。よく云われることではあるけど、ロバート・デ・ニーロが役になりきる俳優であるのに対して、アル・パチーノは役を自分に持ってくる俳優だと思う。しかしアル・パチーノのこの演技スタイルが本作のセルピコという人物が持つキャラクターに非常にマッチしているのである。
 絶対的な正義感を持って警官となったセルピコ。しかし、彼は警察署内の腐りきった汚職を目の当たりにし絶望にひたる。同僚たちが当然のように汚職に染まっていく中、彼はあくまでも自分の信念を貫き、署内の汚職を告発しようとする。やがて同僚たちは彼を煙たがり、上司たちは彼に圧力をかけ始める。それでも、彼は己の信念を貫く。この何があろうが自分の信念を貫く生き方、まさにアル・パチーノのスタイルそのものではないだろうか。私が思うに、本作のテーマは正義という偽善的なものではなく、この「信念」というものなのである。もちろん、当時の警察署の実態を暴くという目的もあっただろうが、私同様、多くの人がアル・パチーノ演じるフランク・セルピコの信念に感銘を受けるのではないだろうか。

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