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(人物) ブライアン・ジョーンズ 

Brian Jones

ブライアン・ジョーンズ(Brian Jones、Lewis Brian Hopkin Jones)
1942年2月28日~1969年7月3日(享年27歳)

 ライアン・ジョーンズはローリング・ストーンズの創始者であり初期ローリング・ストーンズのリーダー的存在であった男である。ラストデイズの項で述べたカート・コバーン然り、ロック系のミュージシャンには20代(特に27歳)で死に、伝説化されてしまう人が多いが、ブライアン・ジョーンズもまた、1969年に自宅のプールで変死体で見つかり、27歳でこの世を去った男である。
 そういった若くして死んだミュージシャンをテーマにした映画が過去にしばしば作られているが、代表的なものとして、70年代パンクの象徴とされるセックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャス(享年21歳)と彼の恋人の最後を描いた『シド・アンド・ナンシー』(1986年制作)、60年代後半反逆のカリスマとして名声を集めたドアーズのヴォーカル、ジム・モリソン(享年27歳)のパブリックな生涯を描いた『ドアーズ』(1991年制作)、同じく60年代後半ヒッピーの女王として君臨したジャニス・ジョップリン(享年27歳)をモデルとした女性ロックシンガーのプライベートを描いた『ローズ』(1979年制作)、90年代グランジの寵児として多くの若者の支持を得たNIRVANAのギター&ヴォーカル、カート・コバーン(享年27歳)の死にインスパイアされた『ラストデイズ』(2005年制作)が挙げられる。

 そして本頁でとりあげたブライアン・ジョーンズの伝記映画が今年の夏、『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』(原題/Stoned 監督/スティーブン・ウーリー)というタイトルで公開されるという。これまでブライアン・ジョーンズの死については自殺、他殺、事故と様々な憶測が囁かれてきたが未だその真相は明かされていない。一般にはアルコールとドラッグの過剰摂取によるものとされているが、実際検死の結果、死の直前彼は致死量に至るアルコールもドラッグも摂取していなかったという。さらに近年、ブライアン・ジョーンズの自宅の改築を担当した建築業者フランク・サラグッドが、1993年に亡くなる直前、自分がブライアン・ジョーンズを殺したと告白したことで、他殺説が有力化している。スティーブン・ウーリーの映画では、この他殺を前提とし製作されたリアルな伝記映画に仕上がっているようである。ミック・ジャガーやキース・リチャーズ等の現存するオリジナル・ストーンズ・メンバーの検閲により、過去ブライアンに関する話題はメディアになかなか浮上してこなかっただけに今回の映画化は、映画好き、かつロックオタクである私としては嬉しい限りである。

 個人的なブライアン・ジョーンズに対するイメージを述べたいと思う。ブライアン・ジョーンズはその天性の才能でローリング・ストーンズと言う巨大なバンドを作り上げた男であるが、その才能から来るプライド故にバンド内で孤立し、行き場を失いドラッグに溺れ廃人と化した男である。弟分であったミック・ジャガーやキース・リチャーズにその座を奪われバンドを追い出された男である。あまりにも、完璧すぎたため孤立してしまった男である。
 これが私のブライアン・ジョーンズに抱くイメージである。ひたすら哀れとしか言いようのない男であると思う。

 晩年の彼は弟分であったミック・ジャガーやキース・リチャーズに邪魔者扱いされ、ライヴでもタンバリンやマラカスを演奏させられていたという。実際、彼の最後のステージとなる「ロックンロール・サーカス」というストーンズのライヴにおいて、彼はとても哀しそうな虚ろな目でただただマラカスを鳴らしていた。
 ある意味天才というのは孤立してしまうものであると思う。彼はどんな楽器でも短時間で弾きこなしてしまったといわれている。楽器演奏能力においてはストーンズ内でもずば抜けていたという。そんな彼がバンド内でリーダーの座をミック・ジャガーに奪われてしまった決定的な理由がソングライターとしての能力に欠けていたためだという。彼が在籍していた頃の60年代のストーンズは、それ以前の黒人ブルーズを追求しカヴァーおよびアレンジしていたバンドである。しかし、同時代のビートルズやキンクス、ザ・フーがそれぞれ独自の音楽性を定めオリジナルのロックを量産するに従いストーンズもオリジナルのロックを追求し始める。それでもブライアンはあくまで白人による黒人ブルーズの追求にこだわったという。そこで、ミック・ジャガーやキース・リチャーズと摩擦が生じ彼は孤立してしまう。私自身がそうであるのだが、多分、多くのストーンズファンはローリング・ストーンズというバンドには純粋なブルーズは求めていないと思う。正確にいえばバリバリのロックナンバーの中、たまにバラードやブルーズがあれば良いといった感じだろうか。そういった意味で一般的なストーンズファンはそこまでブライアン・ジョーンズに幻想は抱いていないと思う。極論であるかもしれないが、ストーンズファンとブライアンファンとは別物であるともいえる。しかし、ブライアン・ジョーンズという天才が居たからこそ今のストーンズがあるのもまた事実である。そういった意味でローリング・ストーンズさらにはロックンロールというものを語る上でブライアン・ジョーンズは避けては通れない存在であると思う。

 私自身、ブライアン・ジョーンズに対しそこまで深い興味はなかったのだが、今回伝記映画が制作されたことをきっかけに、よりブライアン・ジョーンズに注目して見ようと思う。



Original Stones

 最後にオリジナル・ストーンズの写真を。左から、ブライアン・ジョーンズ(gt)、ビル・ワイマン(ba)、チャーリー・ワッツ(dr)、キース・リチャーズ(gt)、ミック・ジャガー(vo)。

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